2015.03.23
バリアリーフアネモネフィッシュが住み着いているシライトイソギンチャク。今日観察していると高水温のために白化していることに気づきました。
一カ所見つけると気になってしまい、他の場所を探したらいくつか白化しているサンゴがありました。
このイソギンチャクの白化の原因は、イソギンチャクの中にいる褐虫藻が排出されたためです。本来は白色のイソギンチャクが効率的に栄養を摂取するために褐虫藻を体内に取り込みます。イソギンチャクの呼吸は酸素を吸って二酸化炭素を排出します。しかし褐虫藻は光合成を行うために二酸化炭素を吸って酸素を排出します。この共生により効率よくお互いが効率よく栄養を取っています。だから白化したからといってイソギンチャクが死んだわけではなく、また褐虫藻を取り込んだら元に戻ります。しかし高水温の影響で弱っていることは間違いありません。 先日の台風の影響で若干水温が下がってきたので、また元気な姿を取り戻してくれることを信じています。
天候: 晴れ
風: 南東 10kt/h
波高: 0.1m
気温: 29℃
水温: 27℃
透明度: 25m
流れ: 0.1kt/h
干潮: 01h45 0.13m / 14h30 0.30m
満潮: 08h15 1.54m / 20h22 1.39m
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